ドラマ『金田一少年の事件簿』などに出演した女優のともさかりえと、『絶対正義』で主演を努めた山口紗弥加。
2人は、堀越高校の同級生として有名です。
今回は、そんな2人の貴重な共演シーンを振り返っていきたいと思います。
『ともさかりえのブログ』で、山口紗弥加との交流について綴られる。
昨夜はまず、山口紗弥加嬢と合流して美味しいフレンチを頂きに参りました。シャンパンで乾杯して「いやぁ…大人になったのね~あたしたち!」と感慨に耽る私達。まずは冷菜…美味しいお野菜を、これまた美味しいアンチョビマヨネーズで頂きます。シャンパンに合うですよ。
引用元:ともさかりえ公式ブログ『さやちゃん』
紗弥加と私が仕事を始めた頃、あの頃の現場というのは今思い返せばとても恵まれていました。右も左もわからない私達をきちんと背負ってくれてきちんと育ててくれた。とても厳しかったし、怒鳴られたり、引っ叩かれたり、まぁ、そういうやり方はしない監督も沢山いるけど(笑)、でも、子供だからって容赦しねーぞ!っていう、対等だからな!っていうところで、一生懸命向き合ってもらいました。どんなに時間がかかっても、本物の気持ちが出てくるまで待っていてくれたし、そこに辿り着けるようなヒントをさり気なく出してくれたり、そういう時間を昨日のことのように思い出せる自分がいます。しかしそれは本当に貴重なことで、ものすごい有難いことだったんだと、今になってみて実感します。あの頃、身体中で吸収したものによって今の私は作られているんだな。
そして同じ時代を戦ってきた戦友でもある紗弥加と、ああいう時間を過ごせたことも幸せに思いました。頑張ろう、これからも。引用元:ともさかりえ公式ブログ『9月: 私の意地。』
ともさかりえは『自身のブログ』で、たびたび山口紗弥加について綴っています。
彼女のことを”さやちゃん“と呼んでいるようです。
りえちゃんにとって、紗弥加ちゃんは”戦友“であり、芸能活動の意欲という点においても、まさにかけがえのない存在だったのでしょうね。
ドラマ『暴れん坊ママ』で、共演。
2007年に放送された上戸彩主演ドラマ『暴れん坊ママ』(フジテレビ)で、2人は共演を果たしています。
ともさかりえは幼稚園保護者会の会長・北条翠子役、山口紗弥加は学歴でお嬢様育ちの園ママ達にコンプレックスを抱く小南八重役をそれぞれ演じています。
友人がいるという事で、お互いに安心して撮影に臨めたでしょうね。
『ボクらの時代』で、ともさかりえ・山口紗弥加・水樹奈々の堀越同級生達が共演。
山口さんだいすき!!可愛すぎる!!#山口紗弥加 #ともさかりえ #ボクらの時代 pic.twitter.com/GsgGMH2SBh
— 𝚢 𝚞 𝚔 𝚒 . (@yu_lav16) January 24, 2020
日曜朝の人気トーク番組『ボクらの時代』に、ともさかりえ・山口紗弥加・水樹奈々の堀越高校同級生3人がゲスト出演しました。
高校時代の思い出や芸能活動への挫折、結婚、お互いのライバル意識について、次のように語っています。
水樹:2人は、卒業してからもずっと会ってた?高校の時からすごい仲良かったから。
とも:でもね、そんなことない時期もあったんだよ。
水樹:うそ~本当!?いっつも2人一緒にいるっていうイメージ!
山口:そうでしょ。そんなことない時期もあったの。
とも:山口さんと上手くいかなくて、奈々にお弁当の時間に混ぜてもらってた・・(笑)。
山口:あたし1人で、食堂に行ったりとか(笑)。
水樹:うそ~本当に!?
山口:あの時ってさ、友達の一言に惑わされちゃうっていうか、噂話を真に受けちゃって。本人に直接確認すればいいのに、できなくて・・。今思えば、子供だったな・・っていう。
● “ともさかりえの更衣室での大胆な着替え”について
山口:皆恥ずかしがって脱がないんだけど、りえだけバッ!て脱いで、バッバッ!みたいな(笑)。
とも:(笑)
とも:恥じらいがなかったんだね。
山口:成熟してたんだと思う。
水樹:大人だったもんな~。
山口:レースだったもん!
水樹:(笑)
とも:(大笑)
山口:しかも純白の(笑)
とも:やめてよ~さやちゃん~。
山口:もう釘付けですよ!
水樹:どこ見てんの(笑)。
とも:でも下着好きだったかも。
● 学業と仕事の両立について
山口:だってりえもさ、体調崩して入院したよね?
とも:あーしたした。高校生の時だ。
山口:高校生の時、私知らなくって。
とも:高3の夏とか。
山口:なんか居ないなーって思ってたんだけど、教えてくれないし。
水樹:私もてっきり撮影なんだなーって思ってたから。だってあの頃から細いし、いつ倒れちゃうんだろうかって思って。
とも:いやいや体力は全然あるんだけどね。でもあの頃は物理的に若かったじゃない。だからどうにかなってた事がすごいいっぱいあったけど・・。
● 結婚について
水樹:紗弥加ちゃん結婚は?山口さん結婚は?
山口:水樹さん結婚は?
水樹:(笑)
とも:私、さやちゃんにはもう2回も結婚式出てもらったので・・。
山口:どうしたら結婚できるんですか?
水樹:タイミングですか?
とも:えっしたい!?
山口:ご縁があればねー。
とも:私はさやちゃんは絶対結婚したくないのかなーって。
山口:なんか怖いよね・・。何しても、自分1人だったら楽じゃん。自分で責任取れば良いわけだから。
とも:やっぱりさやちゃんはさ、自分1人の時間とか空間をすごい大事にするじゃない?だって私、これだけ付き合い長いけど、さやちゃんの家にあげてもらったの一回しか無いから!
山口:(笑)
水樹:それはなんで?
山口:誰かが来ると空気が変わるじゃん?(笑)
とも:絶対結婚できないでしょ!(笑)
水樹:無理無理。
10代の頃とか、本当に忙しかったから、明日にでも仕事辞めたいとかすごい考えてたの。もう何かを考える隙間の無かったから、とにかく与えてもらうものをこなしていくことだけで必死で、今思えば凄いありがたい事なんだけど、やっぱりその頃の私にとっては、許容量を完全に超えてたから、やっぱりこうやって続けてきたって事は、この仕事が好きだよねってところに結局たどり着いた。
とも:「じゃあ沖縄待ち合わせ!」って言われて(笑)。
水樹:えーすごいねー!
とも:私あの時、1人で飛行機のチケットを取ったのも始めてで。
山口:えー!
水樹:いくつの時?
とも:28歳くらい。
水樹:遅ー(笑)。
山口:(笑)
とも:もう完全に『はじめてのおつかい』みたいな感じ(笑)。
山口:確かにー(笑)。空港にポツンといた(笑)。
山口:すごいストレスが溜まってる10代の時とか、どこに吐き出せばいいか分かんないから、紙袋に割っていいお皿いっぱい詰めて・・。
とも:(大笑)
山口:ガムテープでぐるぐる巻にして、壁にボーン!って投げたりしてて(笑)。
とも:だめだめ山口さん!
水樹:だめだよーそれは(笑)。
山口:ダメと思ってたんだけど、それはちょっと欠けちゃったりして実際に捨てなきゃいけないお皿とかだったから、だったら最後に綺麗な音を聞こうと思って。
水樹:(笑)
山口:割れるときの音がすごい綺麗なの。
とも:(大笑)
水樹:やばいやばい・・。
とも:ダメさやちゃん。これからは皿を割らずに外に出よ!
● 山口紗弥加の仕事をやめようと思った頃。
山口:一回仕事をやめようと思って、22~23歳くらいかな。体調を崩しちゃって、週に一度40℃の光熱とか出ちゃって、それも原因不明だったりして。
水樹:えー・・。
山口:それで私は女優になりたかったんだけど、周りに流されていく中で、アイドルと言われてみたりとか、そこからバラエティに出させていただいたりとかして、そのバラエティがね、すごい芸達者の芸人さん達がたくさんいらっしゃる中で、ある種の戦場なわけよ。
とも:そうだよねー。
山口:瞬発力が必要で、でも私全然面白い人間じゃないのに、そこにポンと放り込まれて、何をしたら良いのか分かんなくなっちゃって、怖くなっちゃって。これやったら誰にも怒られなくなるだろうと思って、コマネチをやってみたりとか(笑)。
水樹:(笑)
山口:その頃のアイドルとしては、ちょっとダメでしょみたいな。アイドルっていう自覚もなかったんだけど、逆にドラマ版の人達には「使いにくい。」って言われたり(笑)。
とも:うーん。
山口:体調も壊しちゃったし、やめるしか無いな、仕方ないなって。それで最後のお仕事で決めてたのが、野田秀樹さんの『オイル』っていう舞台だったんだけど。
とも:あー懐かしい・・。
山口:稽古は本当にきつかったの。もう本当にいますぐやめたいって思ってたくらい。でもいざ本番を迎えると、こんなに楽しい事があったのかっていうか、やめたくない、なんとかしがみつきたいって思っちゃったんだよね。
とも:うんうん。
山口:もう本当に野田さんの『オイル』っていう舞台がきっかけで、野田さんの舞台を見に来てくれた蜷川(蜷川幸雄)さんが、次一緒にやろって声をかけてくださったりとか、なんかそこから今に繋がったっていうか。
山口:もう本当に全てに絶望して、何もないって状態になった時に、でも私はそこで舞台に立って、「この仕事まだ続けたい!」っていう、とても純粋な欲望が湧いてきたっていうか、そういうものに対しては、神様はなんかとても寛容なんじゃないかと思ったりして。
とも:私は、紗弥加と高校卒業してからも割とコンスタントに関係は続いてたけど、全然会ってない時期があって、そういう大変な時期に一緒に居なかったじゃない?
山口:うんうん。
とも:でも自分で頑張んなきゃいけない時ってあるじゃない。乗り越えなきゃいけない時って。あの頃はなんか今はそういう時期じゃないのかなって。「全然連絡つかねーな、さやちゃん!」って思ってた頃とか(笑)。
山口:(笑)
とも:でもきっとあの頃は、なんかすごい頑張ってるんだろうなって思ってた。
山口:でもありがたいなって思うのはさ、しばらく音信不通でさ、本当に不義理を働いているわけじゃない。それに対してもさ、何事もなかったかのように「あ!元気?」みたいな、何日か前にあってるよみたいな(笑)。
とも:まあ二年ぶりくらいだけどね(笑)。
山口:そんな感じで再会してくれるのがすごく嬉しくて、なんかありがたくて甘えちゃうっていうか。
●ともさかりえ×山口紗弥加のお互いのライバル意識について
山口:でも私初めが、高校の入試のときで、その時すでにともさかりえを凄く好きな時だったから、見つけた瞬間に「ともさかりえだー!」って(笑)。
とも:入試の日に、廊下の奥に叫んでる人がいるって(笑)。でも私も「あ!あの子『若者のすべて』に出てる子だ!」ってなって。
山口:もうだからそこから始まってるから、ライバルっていうよりも”追いつきたい“っていう。なんかずっと追いかけてる感じ。
とも:でも私もやっぱり、すごく刺激にはなる。さやちゃんがやってる仕事を見たりして、「あー!いいなー!」って思うっていうか。
山口:なる!同じく!
水樹:そういう人に高校時代に会えてるって、すごい幸せなことだね!
とも&山口:うん!
2人の絆話に満ち溢れたトーク内容となっていましたね。
苦悩話やライバル意識の話題で、お互いの顔をじっと見つめている2人がとても印象的でした。
特に紗弥加ちゃんが仕事をやめたい時期があったことについて語っているシーンでは、りえちゃんが涙ぐんでいるようにも見えました。
戦友であるからこそ、共感する部分が多々あったのでしょうね。
またいつか2人の共演作品が見れることを願ってます!