大人気漫画『鬼滅の刃』のアニメや映画の主題歌(『紅蓮華』『炎』)を担当し、大ブレイク中のアーティスト・LiSAですが、彼女には憧れの歌手グループがいます。

それは、90年代後半を中心に人気を博した、島袋寛子・今井絵理子・上原多香子・HITOEの4人からなるダンス&ボーカルグループのSPEEDです。

そこで今回は、LiSAとSPEEDのメンバーの共演シーンが存在するのか調べてみました!

沖縄アクターズスクール全国オーディション時代

『自身のTwitter』で、たびたびSPEEDについて綴る。

『ベストアルバムリリースのインタビュー』で、憧れのSPEEDについて語る。

今回のベストアルバムは、自分の夢が実現したひとつの結果なんですよ。そんな自分に歌を歌うという夢を与えてくれたのがSPEEDでした。何者でもなかった自分が、SPEEDに出会い、歌を歌うという夢を持ち、その夢を追いかけて、今、LiSAという名前を背負って歌を歌っている。そんな自分にとってのスターだったSPEEDの曲を書いていた伊秩さんに、ずっと曲を書いてもらいたいと思っていたので、今回のベストアルバムのタイミングでお願いすることにしました。私、SPEEDのようになりたかったのではなく、SPEEDになりたかったんです。

――それはSPEEDのメンバーになりたかったということですか?

そうそう(笑)。同世代の、ちょっと上のお姉さんたちがカッコよく歌って踊っているのに憧れて、自分もその中の一人として歌いたかったんですよ。それが今では、誰かが私の歌っている姿を見て、自分も歌を歌いたいと思っているかもしれない。そんな立場になったからこそ、あらためて、自分が通ってきた道の始まりの人に会うべきだと思いました。

引用元:マイナビニュース


2018年にリリースした自身初の『ベストアルバムのインタビュー』では、憧れのSPEEDについて熱く語っています

SPEED=自分に歌を歌うという夢を与えてくれたと語っていることから、まさにSPEEDがLiSAという歌手の誕生の起源となったといっても過言ではないでしょう。

そんなSPEEDになるために、SPEEDの多くの曲を担当した音楽プロデューサーの伊秩弘将に作曲をお願いし、『WiLL~無色透明~』という曲が誕生しています。

『音楽の日』(2018)で、SPEEDの2ndシングル『STEADY』をカバー。

毎年放送されているTBSの音楽特番『音楽の日』の2018年回に、LiSAがゲスト出演し、SPEEDの2ndシングル『STEADY』をカバーしました

『音楽の日』公式HP

『自身のTwitter』で、カバーについて語る。

『嵐にしやがれ』で、SPEEDについて語る。

嵐の人気冠番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ)の『隠れ家ARASHI』に、LiSAがゲスト出演し、SPEEDに憧れていた事について語っています

『嵐にしやがれ』公式HP

小学生時に”関市のSPEED”(※岐阜県関市出身)になると紹介されたLiSAは、「自分が小学生の時にSPEEDさんがデビューして、島袋寛子さんが自分と同じ小学生で、あんなにもテレビの中でカッコ良く歌って踊られているSPEEDさんの姿を見て、私もSPEEDになりたい!って。」「その当時SPEEDさんを歌いたいけど、特に寛子さんの高いパートを歌える人がなかなかいなくて。そこを歌えるヤツがどうやら関市にいるらしいって噂になって。」「それで小学生の時に、あいつSPEEDがうまいらしい。寛子さんパートを歌えるヤツがいるらしいって言って。」と、小学生時代の写真とともに語っていました。

『ミュージックステーション』で、White Loveの振り付けを披露。

『SPEEDの25周年記念ボックス発売』に、LiSAがお祝いメッセージ。島袋寛子が感謝のリプ。

LiSAは、「初めてドキドキをくれたのも、初めてCDを手にしたのも、初めて雑誌を切り抜いたのも、初めて憧れたのも、初めての夢をくれたのも。私に初めてをたくさんくれたのはSPEEDさんでした。私にとって正真正銘の原点です」とSPEEDへの熱い思いをつづり、「25周年おめでとうございます」と祝福している。

引用元:マイナビニュース

2021年に発売予定のSPEEDの25周年記念ボックス『SPEED MUSIC BOX -ALL THE MEMORIES』に、LiSAからお祝いのメッセージが寄せられ、SPEEDのメンバーである島袋寛子が感謝のリプを綴っています

まさかの本人からのリプには、LiSAは「子供の頃の自分に伝えたい」と興奮していました(笑)。

島袋寛子がLiSAの『炎』をカバー。

『SONGS』で、ついに島袋寛子と初対面。

大泉洋がMCを務める人気音楽番組『SONGS』(NHK)に、LiSAがゲスト出演し、ついに憧れの島袋寛子と念願の初対面を果たしました。

『SONGS』公式HP

『憧れの島袋寛子と初対面』

大泉:今日はそういうわけで、来ていただいております!
LiSA:えっ!?えっ!?はい!?ちょっと待って!?
大泉:島袋寛子さんです!どうぞ!
LiSA:いやいやいや!待ってください!
【島袋寛子本人が登場】
LiSA:いやーだー!
大泉:(笑)
LiSA:えーっ!?いやーだー!
大泉:ようこそお越しくださいました!
島袋:いえいえ。
LiSA:いやーだー!本当ですか!?ごめんなさい・・!いやだーもう!(泣)
島袋:(笑)
大泉:いやーまた泣いちゃいましたー。
LiSA:本物ですか・・?(泣)
島袋:本物だと思います(笑)
LiSA:(笑)
島袋:初めまして。
大泉:初めましてなんですね。
LiSA:はい・・!
大泉:LiSAさんね、10周年ということもありますので。
島袋:おめでとうございます。
LiSA:すみません(泣) やめてください・・今、頭の中真っ白です・・(泣)
大泉:せっかくですから、今日はゆっくりお話させていただきましょう。お座りください。
LiSA:いやー良いんですか・・私隣座れないです・・!(泣)
島袋:可愛い(笑)
大泉:じゃあ私が変わりに。
LiSA:やめてください!(笑) 尊いんでここ(隣)は!
大泉:いやもう座るしかないんで(笑)
LiSA:すいません・・失礼します・・(笑) いやもう・・私(寛子さんの方)向けないです・・
島袋:(LiSAを見る)
LiSA:いやーもういやだー!(笑)
大泉:(笑)
島袋:LiSAちゃんは、もう一人で沖縄に行って、色々レッスンしたりして、色々みんなから聞いてたので、この活躍がもう嬉しいです
LiSA:でも今思うと、私は小学生で沖縄に行きましたけど、寛子さんも小学生で東京に?
島袋:そうですねー同じくらい。
LiSA:慣れてるわけですもんね。そっちの方がすごいですよ。
島袋:いやいやいや、(LiSAさんは)すごいガッツですよ。
LiSA:いやいや・・(笑)
島袋:私は、まあメンバーがいたんで。一人でってやっぱりすごいですよね。その熱い思いが本当に凄いなって
大泉:でもSPEEDに憧れた人すごく多いでしょ?
島袋:皆さん本当に”5人目のSPEED”になりたいって思ってくれてたので。
【LiSAが島袋寛子にどうしても聞きたかった事】
大泉:どうですか?初めてお会いして、どうしても聞きたかった事とかないんですか?悔いのないように。
LiSA:そんな・・だって急にお会い出来たんですよ・・。
大泉:(笑)
LiSA:当時SPEEDでデビューしてから、一番力になっていた事って何ですか
島袋:ものすごく個人的な事なんですけど、お母さんですね。家族への想いがやっぱりどんな時も、LiSAさんもそうだと思うけど、色んな事があると思うんですね。でもみんなの前に出てた時は、100以上のポジティブなエネルギーを届けたいと思ってる。でもそんな時に、どんな自分でも受け止めてくれるのは、家族だったりとか、母親だったり、何があってもそこに戻ると、自分にちゃんとなれて、エネルギーを持って、またそれをみんなに届けるっていう意味で、私の源は、当時その支えがあったってのが大きかったです。こんな個人的な事で大丈夫ですか?
LiSA:いえ。でも私が子供の頃に沖縄に行った時も、家族が支えてくれて、今もですけど・・(涙)
島袋:だよね。
LiSA:はい。なんかそれですごくこう、“あっそれで良いんだ”って思わせてもらえました
島袋:いやー本当に10年間ソロで、やっぱりすごく大変だと思うんですよ。メンバーがいるのとは、ちょっとまた違くて。なんかLiSAちゃんの事を客観的に見させてもらって、メンタルがすごく強い方なんだなって
LiSA:ごめんなさい・・(涙)
島袋:これからも、たくさんの方を幸せにしてもらえたらと思います
LiSA:ありがとうございます(涙)
大泉:当時本当に大変だったでしょうけど、寛子さんがね、ご家族への想いで頑張ってたっていうのが、日本全国のみんなに伝わってって、それがまたLiSAさんにも伝わってて、それで多分またLiSAさんの頑張りを見て、さらに頑張ろうって人がこれからまた出てくる。どんどん繋いで行くんですよね。
島袋:うん!
【LiSAが母親からもらった大切な言葉】
LiSA:”今日も良い日だ”っていう言葉を、母からもらって。
大泉:お母様からなの!?
LiSA:はい。それこそ本当に東京出てくる前に、ちょっと浮かない顔している私に、母がなんとなく「今日も良い日だ!」って言ってみ!って授けてくれた言葉です。
大泉:そうなんですかーそんな素晴らしい言葉なの。
LiSA:はい。良いこと見つけて、”今日も楽しかったなー!はなまるー!”って言って、今日を終わりなさいと。
島袋:うん(嬉笑)
LiSA:”今日も良い日だ!”って言ってごらんっていう言葉をもらいました。
大泉:”言う”ってことがやっぱり大事なんですね。言葉にして出すっていうのがね。
島袋&LiSA:うん。

小学生時代からの憧れでもある島袋寛子の登場に、LiSAは号泣し、隣に座った寛子ちゃんの方をあまり見れないまま、終始緊張気味にトークを行う彼女が印象的でした。

憧れ続けた存在が目の前に現れたら、そうなるのも無理もないですよね。

そんな中でも、寛子ちゃんから10年間ソロで戦い続けている事を絶賛されるなど、彼女にとってこの上なく幸せな時間となったようです。

また、お互いの活動の支えとなったのが”お母さん“という存在であるという共通点を知り、再度号泣していました。