今回は、人気アイドルグループ・乃木坂46と、その生みの親である音楽プロデューサー・秋元康貴重な共演シーンを振り返っていきたいと思います。

秋元康の10時間ラジオ

2017年6月に放送された大型ラジオ特番『“秋元康ソング”三昧』(NHK-FM)に、高山一実がゲスト出演し、そのダイジェスト版である『秋元康の10時間ラジオ』(NHK)が放送されました。

『今日は一日○○三昧』公式HP

『秋元康の10時間ラジオ』公式HP

同時間帯に、AKBグループからは松井珠理奈、横山由依、向井地美音が出演していて、ライバルグループ同士のトークが行われています。

『秋元康の超プレミアム対談』

乃木坂46がグループとして、秋元康とテレビで初共演を果たしたのが、NHKで放送された特番『秋元康の超プレミアム対談』です。

乃木坂46の他にも、久米宏・とんねるず・三谷幸喜・笑福亭鶴瓶・中田英寿・指原莉乃や、姉妹グループの欅坂46がゲスト出演しました。

『秋元康の超プレミアム対談』公式HP

約12時間にわたって放送されたラジオ番組『今日は一日“秋元康ソング三昧2018』の収録の様子が紹介されています。

『今日は一日○○三昧』公式HP

乃木坂からは、白石麻衣・西野七瀬・秋元真夏・桜井玲香・衛藤美彩の5人が出演しています。

トークでは、乃木坂の曲の作詞法や、その苦悩などが次のように語られています。

秋元康の作詞法やその苦悩について

秋康:例えば新曲届いた時に、みんな、“今回のは売れるなー”とか、”今回クソ曲じゃね?”とか思うことない
5人:ないですー(笑)。
秋康:えーだってさ、ファンは結構厳しいよ!
秋元:あー確かにー。
秋康:ファンはだってさ、”クソ曲”とか”凡曲”とかさ、人が傷つくような事を言う事があるじゃない。『シンクロニシティ』もCMで先行して流れた時には、「MV次第だな。」って感想が書いてあって、”酷い!”みたいな。
5人:なにそれー酷いー!。
——秋元さんは、ファンの反応を見てらっしゃいますね。
西野:何で見るんですか?
秋康:うん。なんかスタッフが、そういうのを抜いて、こんな感想ですよって。
秋元:そういうのって一個一個見て、落ち込んでやる気出ないみたいになったりしないんですか?
秋康:そういうのもあるよね。”クソ曲”扱い。だってさ、どんなものも全力で書いてるわけじゃん。
西野:うちらも全力でレコーディングしてるのに・・
衛藤:そのスタッフさんは、良い意見も悪い意見も送ってくださるんですね。
秋康:そうそう。だってさ、そうしないと、ネガティブな意見だけども、”そういう風に聞く人もいるんだな”っていう風になるじゃない。それは結構”なるほどなー”と思ったり。あと、専門的な人もいて、”サビが弱い”とかさ、”詞の世界観が古い”とかさ。
秋元:えー厳しい。
西野:(秋元先生?)が悪いわけじゃないのに・・。
衛藤:なーちゃんちょっと怒ってる(笑)。
秋康:でも、基本的にファンの皆さんはやっぱり、冒険を嫌がりますよねやっぱりずっと自分の中の”好きな乃木坂”があるんですよ。それからちょっと離れると嫌なんだよねだけど、同じところにいてもしょうがないんで、冒険して新しいことをやって、それでしばらくすると、今度は”良い”ってなるんだよね。それは例えば、2018年の時に、昔からのファンは、「結成当時が良かった。」って言うのよ。それでまた3年経つと、「2018年ぐらいが一番良かった。」って必ず言うからね。
衛藤:塗り替えられていく。
秋康:でも冒険しないと面白くないから、いつも新しい曲をやろうと思うんですけどね。
——時間が経った時には、「あそこが転換点だったりするんだよね。」とか言われたりしますよね。
秋康:あーそうね。
秋康:でもやっぱり自分の中でも”キタ感”というか、野球で言うと、バッターの人も「これホームラン行くな。」っていうのはあるんだと思うんですよね。
衛藤:(秋元康)先生が乃木坂の楽曲の中で、”これは行くな!”って思った曲とかあるんですか?
秋康:『君の名は希望』と『制服のマネキン』かな。
5人:あー。
秋康:”これは行く!”と思って、特に『君の名は希望』の時に、レコード会社に「これは勝負曲だから、絶対にPR頑張って!」って言った事のを覚えてる。
桜井:えーそうなんですかー。
秋康:今回の『シンクロニシティ』も、これは”絶対良いな”ってのはあるかな。『ガールズルール』も『バレッタ』とか、もちろん他の曲も好きなんだけど、自分が狙ってた事と、曲とアレンジがピタリはまるってなかなか無いじゃない。だから逆に、ファンの人が曲を成長させてくれるっていう場合もあって、それは例えば『ハウス!』とみたいなね
5人:あー!
秋康:こんなに盛り上がる曲になるのかーみたいな。
桜井:確かにー。
衛藤:一番盛り上がるよね。
秋康:だって、『ハウス!』をレコーディングしてる時に、ライブでこんなに盛り上がるなんて思った?
5人:(笑)
桜井:(観客が)まさか”俺も!”って言ってくると思わなかった。
白石:もう定番だもんね。
秋康:『ダンケシェーン』とかさ。
5人:あー!
秋康:ああいう曲って不思議に盛り上がるよね。その盛り上げ方をファンの皆さんが考えてくれるんだよね
——最初にメンバーの皆さんが曲を受け取った時は、どうするんですか?
秋元:最初は音源をもらう感じですね。それから歌詞がくるか、MVを先に撮るか、その時によるんですけど。
——“今回、先生早いなー。”とか思ったりすることもあるんですか?
秋康:”早いなー”だけなら良いけどね、”今回よく出来てるじゃん!”みたいな。
秋元:そんな審査みたいなことしてないです!(笑)
——でもやっぱり”今回は好きだなー”とか、”嫌いだなー”とか、正直あるんじゃないですか?
秋元:なんかすごい自分にしっくりくるフレーズとかが個々にあって、取材とかする時に「どこが好きですか?」って言われると、みんな違う所を答えたりとかする事がよくありますね。
桜井:私、『逃げ水』の歌詞がすごい好きなんですよ
秋康:あーそう。俺も好きだよ。
——桜井さん。どうして『逃げ水』が好きなんですか?
桜井:なんて伝えたら良いのか分からないんですけど、なんかすごい色んな捉え方が出来るなっていう風に思います。
秋康:それはね、本当に好きなんだね。君達が大人になると分かるんだけども、好きな人の事を、”ここが好き”って言えないほうが好きなんだよ。
桜井:あー(笑)。
秋康:何って言えないんだけど好きっていう方が、全体を好きなわけじゃん。
秋康:もっと言えば、嫌いなところも見えてくるぐらいな方が、本当に好きなんだよね。
桜井:『逃げ水』を歌ってる時ってなんかすごい楽しくなる日もあれば、すごい悲しくなる日があるんですよ。だからすごい不思議な曲。
秋康:それは、本当に好きでいてくれてるんだよね。
秋康:白石は何が好きなの?
白石:えー私、本当に乃木坂の曲はどれも好きなんですけど、(シンクロニシティ)最新曲は、やっぱ歌ってても、ちょっと泣きそうになるくらい、歌詞がストレートに刺さってくるので、今一番”推し曲”ですかね
秋康:秋元は?
秋元:私はカップリングの『やさしさとは』です。なんか毎回、色んな感情になって、”好き”っていうのとまた違うんですけど、聞いてて心地良くなる感じがありますね
秋康:西野は?
西野:私は『自由の彼方』です。自分が歌ってない曲は好きです
秋康:自分が歌ってない曲は冷静に聴けるしね。
秋康:衛藤は?
衛藤:私はアルバムの『僕がいる場所』です
秋康:うん。俺も好きだよ。
衛藤:えー本当ですか。先生はなんで「僕が死んだ日の事」とか、そういう曲を乃木坂にくれたんだろうとかすごい考えちゃって、泣いちゃうくらい好きです。
秋康:それもなんかの反応で見たのは、”怖くね!?”って(笑)。
5人:(大笑)
秋康:でもね、今日は本当に良かったです。これだけメンバーが”詞が好き”だとか”フレーズが好き”って言ってくれるから、なんか勇気をもらえて。いつも”クソ曲”とかさ・・。
5人:(大笑)

ファンからの批評に傷つくこともある“という悩みを吐露する先生でしたが、メンバーに自身の詞やフレーズが愛されていることを知って、とても嬉しそうでした

他にもメンバー達の海外公演を開催したい国なども紹介されました。またリスナーから『僕のいる場所』がメンバーの親御さん達に流行っている事を指摘され、とても盛り上がっています(笑)。

最後には、当時キャプテンだった玲香ちゃんから「音楽賞の受賞や東京ドーム公演などを、一度限りのものでなく、実績・字固めとして繰り返し行きたい。」と目標が語られていました。

それに対して、秋元先生は「辛いことがあったら、”乃木坂46=必ず誰かがいる・戻ってこられる場所“として思っていてほしい」と伝えていました。

『能條愛未のInstagram』に、秋元康との2ショット写真が投稿される。

元乃木坂メンバーの能條愛未が『自身のInstagram』で、秋元先生が出演舞台を見に来てくれた事を、2ショット写真と共に紹介しています

お褒めの言葉も頂いたようで、今後の舞台活動への自信に繋がったようです。

『秋元康の755』に、卒業公演後の橋本奈々未との2ショット写真。

また、秋元先生は『自信の755』で、2017年に開催された橋本奈々未の卒業公演を鑑賞した事を、ななみんとの2ショットと共に紹介しています