今回は、映画『ウォーターボーイズ』『悪人』に出演するなど、今や日本を代表する俳優となった妻夫木聡と、ドラマ『GOOD LUCK!!』『ガリレオ』に出演し、女優だけでなく、歌手や実業家としても活躍する柴咲コウの貴重な共演シーンを振り返っていきたいと思います。
『オレンジデイズ』（2004）
2004年に放送されたドラマ『オレンジデイズ』（TBS）で、２人はW主演・初共演を果たしました。
柴咲コウは聴覚障がいを抱える大学4年生のバイオリニスト・萩尾沙絵役、妻夫木聡は手話がきっかけで沙絵と出会い、後に惹かれる・結城櫂役をそれぞれ演じています。
『ぴったんこカン・カン』
安住紳一郎がMCを務める人気バラエティ番組『ぴったんこカン・カン』（TBS）では、『オレンジデイズ』の記者会見企画が行われ、お互いの印象などについて語っています。
安住：妻夫木さんの印象はいかがでございましょうか？
柴崎：犬・・顔・・。
安住：はい！？
妻夫：(笑)
柴崎：犬顔でした。
安住：犬顔だと。はあ。
妻夫：はあーってちょっと待って下さい(笑)
柴崎：(笑)
安住：他には何か印象残るところはありますか？
柴崎：結構オヤジっぽいところが・・。言えるこれ？言っていいの！？
妻夫：え？なんですか？
柴崎：ヒゲ早い伸びるのが。
妻夫：オヤジ臭いとかじゃないよそれ(笑)
安住：それは普通に新陳代謝が良いって
柴崎：そっか(笑)
安住：ヒゲは伸びるの結構早いほうですか？
妻夫：最近早いんですよね～。歳食ったな～って思いますよね。
柴崎：仕事してる仕事してる(笑)
【Q.出演者の中に、大酒飲み・大食いの方がいらっしゃるようですが、それは本当ですか？】
妻夫：(笑)
安住：皆さんは、そんな感じしませんけどね。妻夫木さん、これ本当ですか？
妻夫：たぶん本当ですね。
安住：これどなたですか？
妻夫：（柴咲コウをチラ見）
柴崎：それ言ったの誰ですか？漏らしたのは誰ですか？
安住：（大酒飲み・大食いの方は）柴咲さんですか？
柴崎：（頷く）
安住：大酒飲みなんですか？
柴崎：まあちょっと言い方は酷いけど・・。
妻夫：お酒がちょっと好きな感じで。
柴崎：ちょっと好き。
安住：へー。
妻夫：お菓子もちょっと好きな感じで。
柴崎：お菓子もちょっと好き。
コウちゃんのお酒＆お菓子好きを、妻夫木くんが答えていたのが、視聴者にとって最もキュンとしたシーンだったのではないかと思います。
撮影時も本当に仲が良かったんでしょうね。
『ハプニング大賞 2004』
TBSの人気特番であった『ハプニング大賞 2004』には、妻夫木聡・柴咲コウ・白石美帆の3人がゲスト出演しています。
妻夫木くんは、司会者が喋っている時にお茶を飲んでしまい、怒られるという面白シーンも見られました(笑)
『JET TV』
台湾の人気テレビ番組『JET TV』にも、二人はゲスト出演しました。
「オレンジデイズ」撮影の感想や、大変だったことについて、次のように語っています。
妻夫：このドラマは、日本では撮影も終わってるんですけども、2004年の1月の終わりくらいから半年近く撮影をしてまして、寒い時から涼しい格好をしてまして、結構現場では、はーはーと白い息が出ちゃったりして大変だったんですけど、僕もコウちゃんも大学行ってないよね？
柴崎：大学行ってません。
妻夫：うん。大学も行ってなくて、白石美帆さんだけ短大に行ってて、みんな大学に行ってない人達だったんで、大学生ってこういうもんなのかなって、ちょっと大学生気分を味わえた、すごく楽しい作品でした。（コウちゃんを見ながら）ね。
柴崎：苦労した点はあった？
妻夫：苦労した点はですね、やっぱり手話ですね。（『手話』の手話を披露）
柴崎：ね。
妻夫：手話も大変でしたね。（『大変』の手話を披露）
柴崎：大変でした(笑) （コウちゃんも『大変』の手話を披露）
妻夫：最初はでもすごく、全く知らないものだったし、知識が何もないから難しかったけど、どんどん覚えていくうちに楽しくなってきて、手話自体にも一つ一つに意味があって。例えば『わかる』っていう手話があるんですけど、これは”腑に落ちる”っていう意味で『わかる』っていうものなんですね（『わかる』の手話を披露）。こういう一つ一つの言葉に意味があって、学んでいくうちにどんどん面白くなってくるんですよね。このままずっとやっていけたら良いなと思っているんですが。普段使わなくなるから、（忘れてしまうのが）怖いね。
柴崎：ね。
妻夫：手話の方はどうですか？
柴崎：楽しいです(笑)
妻夫：楽しかったですか？
柴崎：はい。
妻夫：やっぱ佐江さんの手話は、僕の手話と違って。僕の手話は、口話を使った、口を読みながらやる手話なので、普通の手話よりはちょっと簡単な手話なんですけど、柴咲コウちゃんが演じる役の手話は、口話も使わない、手だけの手話なので、すごくタイミングとか間を取らなきゃいけなくて、難しいですよね。どうでした？
柴崎：新しい言葉を一から学んでる気分でした。
妻夫：そうですね。これが英語だったら、喋れるようになってるんだろうなって。
柴崎：今だから、良い希望になってるんだって。わかる？
妻夫：うん。
柴崎：いろんな言葉を学ぶ良いきっかけにもなる気がする。
＜略＞
柴崎：私はどうでした？
妻夫：柴崎さんは最高ですよ。本当に。（『最高』の手話を披露）
柴崎：(笑)
妻夫：なんていうか、すごく頭で考えるところも、すごくしっかり考えを持ってる人なんだけども、やっぱり心を大事にしてる人だなっていう。
柴崎：（嬉そうな表情）
妻夫：そういうなんていうか、“人間としての芯”がしっかりした人だなって思いますね。照れるなー隣で言うと(笑)
柴崎：ありがとうございます(照笑)
妻夫：僕はどうですかね？
柴崎：妻夫木さんも、感情で動いてる人だなと。感覚とか感情でお芝居をしている方なんだなと思って。私はとっても、演じていて気持ちよかったし、例えば食って掛かるような、喧嘩するようなシーンでも、あまり憑依せずに、堂々と向き合いながら出来た気がするので、それはすごく感謝しています。ありがとうございました。
妻夫：恥ずかしいなこれ(笑)
半分告白になっていると言ってもいいほど、お互いの印象や長所を、近距離で語り合う二人でした。
ここまで分かり合えてるなんて、本当に素敵ですよね。
そういった意味でも、『オレンジデイズ』は、最高のドラマだったのではないでしょうか。
二人の熱愛が報道される。（2006）
引用元：FRIDAY
2006年には、二人の熱愛が報道されています。
しかし2008年頃に、柴咲コウと新恋人の熱愛が報じられ、二人の破局が明らかとなりました。
『オレンジデイズ』のファンにとっては、悲報だったでしょうね。
『どろろ』（2007）
2007年に公開された手塚治虫原作の人気実写映画『どろろ』で、２人は再共演を果たしました。
妻夫木聡は白い錨柄の貧相な着物を着た一本差しの少年・百鬼丸役、柴咲コウは百鬼丸を”あにき”と呼ぶ幼い子供の泥棒・どろろ役を担当しています。
『BISTRO SMAP（SMAP×SMAP）』（2007.1.29）
SMAPの冠番組であった『SMAP×SMAP』（フジテレビ）の人気コーナー『BISTRO SMAP』に、２人はゲスト出演しました。
撮影現場となったニュージーランドでの食事で、パクチー三昧になってしまったという苦い思い出や、初挑戦となったアクションシーンの撮影裏話などについて語っています。
柴咲コウが『オレンジデイズ』の主題歌であるMr.Childrenの『Sign』をカバー。
柴咲コウのYouTubeチャンネル『レトロワグラースch.』では、オレンジデイズの主題歌であった『Sign』のカバー動画を投稿されています。
コウちゃんは、自身の誕生日（8月4日）に開催した『DRESS THE KO』（2020）で、同曲を披露しています。
現在は、過去の報道や妻夫木くんの結婚などもあり、今後の共演は、もはや絶望的となってしまいました。
しかし邦画の祭典である『日本アカデミー賞』などで、共演が実現する可能性は十分にあります。
気になる方は、二人の出演作と共に、毎年チェックしましょう！